医療機関におけるアナフィラキシー発症時の初期対応

アナフィラキシーに対する注意点

  • 症状の進行は早く、アドレナリン投与を含めて迅速な対処行動が要求される。

    • 患者には至急医療機関を受診するように指導する。
    • 医療機関においては症状の進行経過を見るためにも、十分な観察を行うべきである。
  • 気管支喘息の存在はアナフィラキシーの重篤化の危険因子なのでコントロールを十分に行う。
  • 一部の食物(ピーナッツなど)によるアナフィラキシーでは、経過中に二相性反応が見られることがある。

    • このため、症状出現後4時間までは診療所・病院内にて経過観察することが望ましい。
    • 自施設での対応が困難であれば、入院施設のある医療機関へ搬送することが望ましい。