症状出現時の対応

  • OFCによる誘発症状に対しては、臓器ごとに重症度を適切に判断し、速やかに治療を開始する。
  • 経時的に症状の変化を確認し、重症度を再評価する。
  • アナフィラキシーでは、早期のアドレナリンによる治療が死亡率や⼊院率の改善につながる。

即時型症状の臨床所⾒と重症度分類

  • 重症度(グレード)は、臓器ごとに評価し、最も症状グレードの⾼い臓器症状により判定する。
  • グレード1(軽症)の症状が複数あるのみではアナフィラキシーとは判断しない。
  • グレード3(重症)の症状を含む複数臓器の症状、グレード2の症状が複数ある場合はアナフィラキシーと診断する。

重症度に基づいた症状に対する治療

  • グレード2(中等症)以上の症状には原則として治療介⼊を考慮する。
  • グレード3(重症)の症状に対してはアドレナリン筋⾁注射を⾏う。
  • グレード2(中等症)でも①過去の重篤なアナフィラキシーの既往がある場合、②症状の進⾏が激烈な場合、③循環器症状を認める場合、④呼吸器症状で気管⽀拡張薬の吸⼊でも効果がない場合にはアドレナリンの投与を考慮する。

⼆次医療機関への搬送

⼊院施設を有していない医療機関では、以下の場合には、⼗分な観察時間が必要となるため、⼊院施設のある別の医療機関への搬送を考慮する。

  • グレード3(重症)またはアナフィラキシー症状を呈した場合
  • グレード2(中等症)の症状が遷延した場合
  • アドレナリンを投与した場合