栄養⾷事指導

⾷物アレルギーの栄養⾷事指導は診療と並⾏して下記指導項⽬に基づき継続的に⾏う。なお、栄養⾷事指導には管理栄養⼠ ※が関与することが望ましい。

  • 除去すべき⾷品、⾷べられる⾷品など⾷物アレルギーに関する正しい情報を提供する。
  • 除去⾷物に関して摂取可能な範囲とそれに応じた⾷べられる⾷品を⽰す。
  • 過剰な除去に陥らないように指導し、⾷物アレルギーに関する悩みを軽減、解消する。
※⾷物アレルギーに関する管理栄養⼠の資格として、⼩児アレルギーエデュケーター(⽇本⼩児臨床アレルギー学会)、⾷物アレルギ
ー管理栄養⼠・栄養⼠(⽇本栄養⼠会)がある。
詳細は「⾷物アレルギーの栄養⾷事指導の⼿引き2017」を参照

指導のタイミング

  1. 診断後(完全除去、部分解除、完全解除時)
  2. 患者(保護者)から⾷事に関する相談を受けたとき
  3. 定期的な⾷事指導(除去解除できるまで)

指導のポイント

  1. 必要最⼩限の除去の考え⽅
  2. アレルゲン性について(加熱、発酵による変化)
  3. アレルギー物質を含む⾷品表⽰について
  4. 栄養⾯での代替のための具体的な⾷品(特に⽜乳アレルギーの場合のカルシウム補給)
  5. 調理上の注意点

指導時の留意点

  1. ⾷物アレルギー発症や悪化を⼼配して離乳⾷の開始を遅らせる必要はない。
  2. ⼩⻨アレルギーの醤油、⼤⾖アレルギーの醤油・味噌等、以下の表に⽰すものは多くの患者が摂取できる。患者の⽣活の質の向上のためにも、除去指⽰する場合は慎重に⾏なう。
  3. 栄養⾷事指導を受けていても、⽜乳を除去している場合はカルシウムが所要量に達しないことが多いので、⽜乳アレルゲン除去調製粉乳等で代⽤することが重要である。
    池⽥有希⼦他.⽇本⼩児アレルギー学会誌 2006; 20: 119-26
  4. ⾷物アレルギーの栄養⾷事指導料については9歳未満の患者に対して保険点数130点の診療報酬が得られる。