管理・治療(主に耐性獲得を⽬指す⼩児の場合)

⾷物経⼝負荷試験の結果に基づいた⾷事指導

結果が陽性の場合(症状が出た場合)

(1)完全除去例へのOFC
【少量のOFCで陽性の場合】

  • 除去継続し、1年後を⽬安に再度のOFCを検討する。
  • 微量でOFCが陽性の症例、OFCによりアナフィラキシーが誘発された症例、少量のOFCが繰り返し陽性
    の症例は専⾨の医療機関への紹介を考慮する。

【中等量のOFCで陽性の場合】

  • 少量、または症状を誘発した量より少ない総負荷量でのOFCの実施を考慮する。

(2)少量または中等量が摂取可能な症例へのOFC

  • OFC実施前までの摂取可能量を継続し、半年〜1年後を⽬安に、再度のOFCを検討する。

結果が陰性の場合(症状が出なかった場合)

  • 総負荷量を超えない範囲までを「⾷べられる範囲」とし、⾃宅でも症状が出現しないことを確認する。
  • 少量のOFCで陰性の場合には、⾃宅でも症状が出現しないことを1〜数か⽉間確認した後、中等量のOFCの実施を考慮する。
  • 総負荷量を超えて⾃宅などで少しずつ摂取量を増やすことは危険を伴うため、⾷べたことがない量の摂取は原則として医療機関でOFCとして⾏なう。

除去解除の指⽰

  • 最終的に⽇常摂取量を⾷べられることが確認できれば除去解除とする。
  • 給⾷における除去解除は実際に給⾷で提供される量を⽬安とする。
  • はじめは⾃宅のみで除去解除とするが、体調不良や⾷後に運動した場合などを含め原則半年間以上症状が誘発されないことを確認できれば、学校など⾃宅以外でも除去解除とする。

その他の注意点

  • ⾷物除去実施上の注意
    • ⺟⼦⼿帳を利⽤して成⻑曲線を経過観察し、成⻑発達をモニターしていくこと。⾷物除去を中⽌できる可能性を常に考慮する。
    • すでに感作が成⽴している⾷物を初めて⾷べさせるときには、OFCに準じる注意が必要である。
  • 保育所・幼稚園・⼩学校⼊学前には、⾷物アレルギーが疑われ未摂取の⾷品に関してOFCを⾏い、確定診断しておくことが望ましい。
  • ⾷物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)では、運動2時間前には原因⾷物の摂取を避ける。原因⾷物の完全除去や原因⾷物の摂取に関わらず運動制限を指⽰する必要はない。